承認フロー
Approval Flow
DX用語解説Overview
業務上の判断や処理を、誰がどの順番で確認・承認するかを定めた手順のこと。AI導入時にこれを事前に決めておかないと、出力結果が宙に浮いて業務が止まる原因になる。
さらに詳しく解説Details
承認フローとは、業務上の判断や処理を「誰が」「どの順番で」確認・承認するかを事前に定めた手順のことです。たとえば、見積書の作成→担当者確認→上長承認→経理チェック→社長決裁、といった一連の流れがこれにあたります。紙やハンコによる従来の手続きをデジタル化する際、この流れをシステム上に設定することで、申請・確認・承認がオンラインで完結するようになります。
AI導入の場面では、承認フローの設計が特に重要になります。たとえばAIが自動生成した契約書の文案や、AIが提案した仕入れ数量の予測値をそのまま業務に使うのではなく、担当者が内容を確認し、必要に応じて上長が最終判断を下すという手順をあらかじめ決めておく必要があります。この手順が曖昧なままAIを導入すると、AIの出力結果を誰も確認しないまま放置されたり、逆に全員が確認待ちのまま業務が止まったりするトラブルが発生します。
メリットとしては、承認の抜け漏れ防止・処理スピードの向上・責任の所在の明確化が挙げられます。注意点としては、承認フローが複雑すぎると現場の負担になるため、承認ステップは必要最小限に絞り込むことが大切です。AI活用を成功させるには、ツールの導入と同時にこの「人の判断プロセス」を整備することが欠かせません。
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