サンクコスト(埋没費用)の罠
Sunk Cost Fallacy
AI活用解説
すでに使ったお金や時間がもったいなくて、うまくいっていないAI導入をやめられなくなる心理的な落とし穴のことです。
さらに詳しく解説
サンクコストとは、すでに支出してしまい、取り戻せないお金や時間のことです。AI導入に多額の投資をした後、成果が出ていないにもかかわらず「ここまでやったのだからもったいない」と感じて撤退や方向転換ができなくなる状態を指します。
中小企業のAI導入では、ベンダーへの初期費用やカスタマイズ費用を支払った後に問題が発覚することがあります。しかしこれらの費用はすでに回収不能であり、将来の意思決定の根拠にすべきではありません。重要なのは「今後続けることで得られる価値」と「今後かかるコスト」を冷静に比較することです。
失敗プロジェクトを長引かせると、さらに費用が膨らむだけでなく、現場スタッフの疲弊や信頼低下も招きます。定期的な評価ポイントをあらかじめ設けておき、客観的な数字で継続・撤退を判断するルールを作ることが大切です。
中小企業での活用ポイント
使いどころ
サンクコスト(埋没費用)の罠は、業務の判断基準や顧客対応、社内ナレッジを整理するときに確認しておきたい用語です。導入前に意味を揃えることで、ツール選定や社内説明のズレを減らせます。
注意点
言葉だけを先に決めるのではなく、どの業務で使うか、誰が確認するか、成果をどう測るかまで一緒に整理することが重要です。
関連用語
自社での使い方を相談する
サンクコスト(埋没費用)の罠を自社の業務に当てはめる場合は、対象業務、既存データ、運用担当者、成果指標を先に整理すると判断しやすくなります。