スコープクリープ
Scope Creep
IT基礎解説
プロジェクトが進む中で、当初の計画にはなかった機能や要望が次々と追加され、規模が際限なく膨らんでしまう現象です。コスト超過・納期遅延の大きな原因になります。
さらに詳しく解説
スコープクリープとは、プロジェクト開始後に「せっかくだからこの機能も追加して」「やっぱりこの条件も加えてほしい」という追加要望が積み重なり、当初の計画・予算・スケジュールを大幅に超えてしまう現象のことです。
AI導入プロジェクトではこの問題が特に起きやすく、「チャットボットを作るつもりが、気づいたら受注管理システムまで作ることになっていた」というケースも珍しくありません。追加要望一つひとつは些細に見えても、積み重なると開発コストが当初の2〜3倍に膨らむことがあります。
スコープクリープを防ぐためには、プロジェクト開始前に「やること・やらないことを明確にした文書(スコープ定義書)」を作成し、追加要望が出た際には「今回の範囲外」として次のフェーズに回す判断を徹底することが重要です。
中小企業では経営者や現場から「ついでにこれも」という要望が出やすい環境ですが、プロジェクト担当者がNOと言える権限と文化を持つことが成功の鍵です。