過学習(オーバーフィッティング)

Overfitting

AI用語

解説

AIが学習に使ったデータに「覚えすぎ」てしまい、新しいデータには正しく対応できなくなる現象です。テスト環境では高性能でも、実際の業務では精度が落ちるという失敗につながります。

さらに詳しく解説

過学習(オーバーフィッティング)とは、AIモデルが学習に使ったデータの特徴を「丸暗記」してしまい、新しいデータに対して正しい予測や判断ができなくなる状態のことです。

たとえば、過去1年分の受注データでAIを学習させた場合、そのデータ内では非常に高い精度を出せても、季節や市場環境が変化した新しいデータには対応できず、予測が大きく外れることがあります。

中小企業でAIを導入する際、「テスト段階では精度90%だったのに、実際に使い始めたら全然当たらない」というケースは、この過学習が原因であることが多いです。

過学習を防ぐためには、学習データと評価データを分けて使う「交差検証」という手法が有効です。また、学習データのバリエーションを増やしたり、モデルの複雑さを適切に調整したりすることも重要です。ベンダーへの発注時には「本番環境に近いデータでの検証結果を示してほしい」と依頼することが、失敗を防ぐポイントになります。