ゼロデイ攻撃

Zero-Day Attack

IT基礎

解説

ソフトウェアの脆弱性が公表・修正される前に行われるサイバー攻撃。AIも学習データにない未知の攻撃手法には対応が難しく、万能ではない点として理解しておく必要がある。

さらに詳しく解説

ゼロデイ攻撃とは、ソフトウェアやシステムに存在する脆弱性(セキュリティ上の欠陥)が、開発者や利用者に知られる前、あるいは修正プログラムが提供される前に、悪意ある第三者によって悪用されるサイバー攻撃のことです。「ゼロデイ(0日)」という名称は、脆弱性が発覚してから対策が取られるまでの猶予が文字通りゼロであることを意味しています。

仕組みとしては、まず攻撃者が一般に公開されていない脆弱性を独自に発見し、その穴を突くプログラムを作成します。企業側はその脆弱性の存在を知らないため、防御策を講じることができない状態のまま攻撃を受けてしまいます。過去には製造業や医療機関の基幹システムがこの手口で侵害され、業務停止や情報漏洩が発生した事例があります。

AIを活用したセキュリティツールは、既知の攻撃パターンを学習して脅威を検知しますが、ゼロデイ攻撃のような「学習データに存在しない未知の手口」には対応が難しく、万能ではありません。そのため、AIによる監視に加え、ソフトウェアの定期的なアップデート、ネットワークの分離、社員へのセキュリティ教育など、多層的な対策を組み合わせることが重要です。「AIに任せているから安心」という過信が、最大のリスクになり得る点を経営層も含め認識しておく必要があります。

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