業務フローの棚卸し

Business Process Audit

DX用語

解説

現在の業務を工程単位で分解し、誰が何をどのように処理・承認しているかを可視化・整理する作業。AI導入前に行わないと、曖昧なフローのままツールだけが動く状態になりやすい。

さらに詳しく解説

業務フローの棚卸しとは、社内で日々行われている業務を工程ごとに細かく分解し、「誰が・何を・どの順番で・どのように処理・承認しているか」を整理して見える化する作業のことです。たとえば受発注業務であれば、注文受付→在庫確認→上長承認→出荷指示→請求書発行といった各ステップを一つひとつ書き出し、担当者や使用ツール、所要時間などを明確にしていきます。

AI導入やシステム化を進める際、この棚卸しを事前に行わないと、現場の曖昧なルールや属人的なやり方がそのままツールに組み込まれてしまい、「AIは動いているのに業務効率が上がらない」という状況に陥りがちです。棚卸しによって無駄な工程の発見や重複作業の排除にもつながるため、DX推進の土台として欠かせないステップです。

注意点としては、現場担当者へのヒアリングを丁寧に行うことが重要です。マニュアル上の手順と実際の作業が異なるケースは非常に多く、書類上だけで整理しようとすると実態とズレた設計になってしまいます。現場の声を拾いながら「本来あるべきフロー」と「実際のフロー」の両方を把握することが、成功への近道です。