DLP(データ損失防止)

Data Loss Prevention

IT基礎

解説

社員が外部サービスへ機密情報や個人情報を送信しようとした際に、リアルタイムで検査・ブロックまたは警告する仕組み。生成AI利用による意図しない情報漏洩対策として注目されている。

さらに詳しく解説

DLP(データ損失防止)とは、社員が社外のサービスやシステムに機密情報・個人情報を送信しようとした瞬間に、その通信内容を自動的に検査し、必要に応じてブロックまたは警告を行うセキュリティの仕組みです。メールへの添付、クラウドストレージへのアップロード、ChatGPTなどの生成AIへの入力といった操作をリアルタイムで監視し、あらかじめ設定したルールに基づいて危険な情報の流出を未然に防ぎます。

たとえば、営業担当者が顧客の個人情報を含むリストを生成AIに貼り付けて分析しようとした場合、DLPがその内容を検知して送信を自動的にブロックし、担当者に警告メッセージを表示します。悪意がなくとも起こりうる「うっかり漏洩」を防げる点が大きなメリットです。また、どの社員がいつどのような操作をしたかのログを記録できるため、インシデント発生時の原因調査にも役立ちます。

一方で、ルール設定が厳しすぎると正常な業務までブロックされ、現場の生産性が低下するリスクがあります。導入時は情報システム部門と現場が連携し、どのデータを保護対象とするかを丁寧に定義することが重要です。生成AIの業務活用が広がる今、DLPは情報漏洩対策の要となっています。

DLP(データ損失防止)(Data Loss Prevention)とは | AI用語集 | 株式会社Arstruct